与信管理は委託できる?外注可能な業務・メリット・注意点を解説 | 債権保証・与信管理についてならmamotte【リコーリース株式会社】

与信管理は委託できる?外注可能な業務・メリット・注意点を解説

打ち合わせをする3人のビジネスパーソン

「取引先の未払いリスクを減らしたい」「与信管理に人手を割けない」「新規取引の判断が属人化している」、このような悩みを抱える事業者は少なくありません。

与信管理は、事業者間取引において欠かせない業務ですが、専門知識や継続的な管理が必要になるため、社内負担が大きくなりやすい分野でもあります。そのため近年では、与信管理の一部または全体を外部サービスへ委託するケースも増えています。

この記事では、そもそも与信管理とは何かという基本から、委託可能な業務、外注先の種類、自社対応の課題、委託が向いているケースまで、分かりやすく解説します。

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与信管理とは?事業者間取引で必要になる理由

資料を見ながら打ち合わせする3人のビジネスパーソン

事業者間取引では、商品やサービスを先に提供し、後から代金を受け取る「掛取引」が一般的です。しかし、取引先の経営状況によっては、売掛金が回収できなくなるリスクも存在します。そこで重要になるのが「与信管理」です。

与信管理は、単に取引先を調査するだけではなく、未回収リスクを抑えながら安全に取引を継続するための重要な管理業務です。

特に近年は、掛取引の増加に加え、景気変動による経営不安や人手不足によるバックオフィス負担の増加を背景に、中小企業でも与信管理の重要性が高まっています。

与信管理とは「取引先の支払い能力を確認すること」

与信管理とは、取引先が代金を問題なく支払えるかを確認し、継続的に管理することです。

事業者間取引では、商品やサービスを提供した後に請求を行うケースが多く、代金回収までに時間差が発生します。そのため、取引先の経営状態が悪化すると、売掛金の未回収や貸倒れにつながる可能性があります。

こうしたリスクを抑えるために行うのが与信管理です。新規取引を開始する前に事業者情報や信用情報を確認し、「どこまで取引しても問題ないか」を判断します。一度取引を開始した後も継続的に状況を確認し、リスク変化に備えることが重要です。

与信管理で行う主な業務

与信管理では、取引先の信用状況を確認するためにさまざまな情報をチェックします。

代表的な項目が、事業者情報の収集や信用調査会社の情報確認、過去の取引履歴、支払い遅延の有無などです。こうした情報をもとに、「どの程度まで取引できるか」を判断し、取引条件や与信限度額を設定します。

また、与信管理は取引開始前だけで終わるものではありません。取引開始後も、支払い状況や経営状況の変化を継続的に確認し、必要に応じて取引条件を見直すことが重要です。

請求管理や入金確認と連携しながら運用されることも多く、継続的な管理体制が求められる業務といえます。

与信管理が重要な理由

与信管理が重要視される最大の理由は、売掛金の未回収リスクを減らすことにあります。

取引先の倒産や経営悪化によって代金回収ができなくなると、事業の資金繰りに大きな影響を与えてしまいます。特に中小企業では、一件の貸倒れが経営に大きく響くケースも少なくありません。

また、与信管理は単にリスクを避けるだけではなく、安全に取引を拡大するためにも不可欠です。取引先ごとのリスクを把握できていれば、新規営業にも踏み出しやすくなります。攻めの営業とリスク管理を両立させるためにも、与信管理は欠かせないのです。

中小企業でも与信管理は必要不可欠

「与信管理は大企業が行うもの」というイメージを持つ方もいますが、実際には中小企業ほど重要な業務です。

中小企業は限られた人員でバックオフィス業務を行うことが多く、与信管理が後回しになりやすい傾向があります。しかし、その一方で、売掛金の未回収が発生した際の影響が大きくなってしまうのが実情です。

さらに近年は、BtoBサブスクリプションや継続請求型サービスの増加により、掛取引の機会が増えています。新規取引先が増えるほど管理負担も増えるため、中小企業でも適切な与信管理体制を整えることが重要になっています。


与信管理は委託できる?外注できる業務と委託方法

パソコンと資料を見ながら作業をするビジネスパーソンの手元

与信管理は、全てを自社で対応しなければならない業務ではありません。現在は、与信審査や請求管理、売掛金保証などを外部サービスへ委託する事業者も増えています。

特に、取引先数の増加や人手不足によって、社内だけで十分な管理体制を維持することが難しい事業者は、外部サービスを活用することが多い傾向です。

与信管理は一部だけ委託することも可能

与信管理は、業務全体をまとめて委託するだけでなく、一部の業務のみ外部サービスへ任せることも可能です。例えば、新規取引先の信用調査だけを依頼したり、請求・督促業務のみ外注したりするケースが挙げられます。

特に中小企業では、「与信管理専任の担当者がいない」「営業担当が兼務している」というケースも少なくありません。そのため、自社で対応が難しい部分だけを外部へ委託し、社内業務の負担を減らす方法が広がっています。

また、与信審査は自社で行い、万が一の未回収リスク対策として債権保証のみ利用するなど、自社運用と外部サービスを組み合わせるケースも増えています。

与信管理を委託できる主な業務

与信管理で委託できる業務は幅広く、事業者の課題に応じて必要な範囲だけ外部化できます。代表的なのが、新規取引先の信用調査や与信審査です。事業者情報や過去の支払い履歴などをもとに、取引リスクを判断します。

また、既存取引先の継続モニタリングを委託するケースもあります。支払い遅延や信用状況の変化を定期的に確認することで、リスクの早期把握に役立つでしょう。

さらに、請求管理や入金確認、督促業務などを外部化する事業者も少なくありません。加えて、近年では売掛金の未回収リスクに備えるため、債権保証を活用する動きも広がっています。

与信管理を委託するメリット

与信管理を委託する大きなメリットは、社内負担を軽減しながら、安定した管理体制を構築できることです。

与信管理には継続的な情報確認や判断が必要になるため、営業担当や経理担当が兼務している場合は、どうしても負担が大きくなってしまいます。

外部サービスを活用することで、信用調査や請求管理などの業務効率化が可能です。また、第三者視点で与信判断を行うことで、担当者ごとの判断のばらつきや属人化を防げる点もメリットといえるでしょう。

さらに、債権保証を組み合わせれば、売掛金未回収リスクへの備えにもつながります。営業拡大とリスク管理を両立させられる点は、委託の大きなメリットです。

与信管理の主な委託先

与信管理の委託先にはさまざまな種類があります。代表的なのが外部調査機関で、事業者情報や信用情報の調査を中心に提供しています。新規取引先の与信判断を行う際に活用されることが多いサービスです。

また、請求管理や決済代行まで含めて対応するBtoB決済サービス会社もあります。請求から入金確認までを効率化できるため、バックオフィス負担軽減が期待できます。

さらに、売掛金の未回収リスク対策として、債権保証を利用するケースも少なくありません。近年は、中小企業でも導入しやすいサービスが増えており、自社の課題や取引規模に応じて選択できる点も特徴です。


与信管理を委託せずに自社だけで行う課題とは?

パソコン作業をしているビジネスパーソンの手元

与信管理は重要な業務である一方、全てを自社だけで対応し続けるには大きな負担が伴います。特に中小企業では、営業担当や経理担当が兼務しているケースも多く、十分な管理体制を整えることが難しい場合もあります。

また、与信管理は一度判断して終わりではなく、取引開始後も継続的な確認が必要です。取引先が増えるほど管理工数も増加するため、属人化や管理漏れ、未回収リスクの拡大につながるケースも少なくありません。

ここでは、自社だけで与信管理を行う際によくある課題について解説します。

担当者によって判断基準が変わりやすい

与信管理を自社だけで行う場合、担当者によって判断基準に差が出てしまうという課題があります。特に明確なルールが整備されていないケースでは、「過去の経験」や「感覚」に依存した判断になり、取引可否の基準が属人化しやすくなります。

例えば、営業担当者が売上拡大を優先するあまり、リスクが高い取引先でも契約を進めてしまう場合もあります。一方で、慎重になりすぎることで、本来は問題なく取引できる機会を逃してしまうケースもあります。

判断基準が統一されていない状態では、リスク管理と営業活動のバランスが取りにくいため、社内ルールの整備や客観的な判断基準が重要になります。

情報収集と分析に時間がかかる

与信管理では、取引先の信用状況を確認するために、さまざまな情報を収集する必要があります。事業概要や登記情報、信用調査情報、過去の取引履歴、支払い遅延の有無などを確認しながら、取引リスクを判断します。

しかし、こうした情報収集や確認作業には時間と手間がかかります。特に取引先数が多い場合は、継続的なモニタリングだけでも大きな負担になるのが実情です。

また、情報を収集できても、それをどのように判断へ反映するかは別の課題です。十分なノウハウがない場合、情報を集めても適切なリスク判断につなげられないことも問題点のひとつです。

取引先増加で管理が追いつかなくなる

事業拡大によって取引先が増えると、与信管理の負担も大きくなります。新規取引先ごとの確認だけでなく、既存取引先の継続的なチェックも必要になるため、管理工数は想像以上に増加するでしょう。

特に中小企業では、限られた人数でバックオフィス業務を運営しているケースも多く、管理体制が追いつかなくなることがあります。その結果、情報更新の遅れや確認漏れが発生し、リスク変化に気づけなくなる危険性もはらんでいます。

また、与信管理に時間がかかりすぎ、取引開始までのスピードが遅くなり、営業機会の損失につながることも考えられるでしょう。取引拡大と管理体制の維持を両立させることは、容易ではありません。

未回収リスクを完全には防ぎきれない

どれだけ慎重に与信管理を行っていても、売掛金の未回収リスクを完全になくすことは困難です。取引開始時には問題がなかった事業者でも、景気変動や急な経営悪化によって資金繰りが悪化することもあります。

特に近年は、原材料価格の高騰や市場環境の変化など、ビジネスを取り巻く状況が大きく変化しやすい状況です。そのため、過去の情報だけでは将来的なリスクを予測しきれません。

また、中小企業では一件あたりの未回収が経営へ与える影響も大きくなるため、与信管理だけでなく、万が一に備えたリスク対策も重要になります。

営業拡大とリスク管理の両立が難しい

与信管理では、「リスクを避けること」と「売上を伸ばすこと」のバランスが重要になります。しかし、自社だけで対応している場合、この両立が難しくなるケースも出てくるでしょう。

例えば、リスクを重視しすぎると、新規取引への判断が厳しくなり、営業機会を逃してしまう可能性があります。一方で、売上拡大を優先しすぎると、十分な確認を行わないまま取引を進め、未回収リスクを高めてしまう結果にもなりかねません。

特に新規顧客開拓を強化しているケースでは、スピード感と安全性の両立が課題となります。安定した取引拡大を実現するためには、効率的な与信管理体制の構築が重要です。


与信管理で債権保証を活用するメリットとは?

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与信管理は、取引先の信用状況を確認し、未回収リスクを抑えるために重要な業務です。しかし、どれだけ慎重に与信管理を行っていても、急な経営悪化や倒産などを完全に予測することは難しく、売掛金の未回収リスクをゼロにはできません。

そこで近年注目されているのが、債権保証の活用です。与信管理と併せて債権保証を利用することで、営業拡大とリスク管理の両立につなげやすくなります。ここでは、与信管理において債権保証を活用する主なメリットについて解説します。

売掛金未回収時の損失を抑えやすくなる

債権保証を活用する大きなメリットは、売掛金が未回収になった際の損失を軽減できる点です。通常、取引先の倒産や支払い不能によって売掛金が回収できなくなると、その損失は自社で負担しなければなりません。

特に中小企業では、一件の未回収が資金繰りへ大きな影響を与えるケースも多い傾向です。売掛金の回収遅れによって、仕入れや人件費の支払いに影響が出る可能性もあるため、未回収リスク対策は重要です。

債権保証を利用することで、万が一取引先から代金回収できなかった場合でも、保証範囲内で補償が受けられます。資金繰り悪化リスクを抑えられる点は大きなメリットといえるでしょう。

取引先の信用状況を把握しやすくなる

債権保証では、利用前に取引先の審査が行われることが一般的です。保証会社が事業者情報や支払い実績などをもとに審査を行うため、取引先の信用状況を客観的に確認できます。

自社だけで与信判断を行う場合、営業担当者の経験や感覚に依存してしまうケースも出てくるでしょう。しかし、第三者視点による審査を活用することで、判断の偏りを抑えらえ、与信管理の精度向上が可能となります。

また、取引先ごとのリスクを可視化できるため、「どの程度まで取引を拡大できるか」の判断材料を得やすい点もメリットです。新規取引を進める際の安心材料として活用されるケースも増えています。

新規取引を進めやすくなる 

与信管理では、リスクを避けるあまり新規取引に慎重になりすぎる場面も出てきます。この状況では、本来は取引できるはずである商機を逃してしまうことが懸念材料です。

債権保証を活用することで、万が一の未回収リスクに備えながら新規取引を進められます。特に、新規顧客開拓を強化していたり、取引先数が増加していたりするケースでは、営業活動を後押しする効果が期待できるでしょう。

また、与信判断に過度な負担をかけすぎずに済むため、営業スピードを維持できる点もメリットです。攻めの営業とリスク対策を両立させられる点は、事業拡大を目指す事業者にとって大きな強みといえます。

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掛金未回収リスク対策ならリコーリースの債権保証サービス「Mamotte」がおすすめ

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与信管理を行っていても、売掛金の未回収リスクを完全になくすことは簡単ではありません。特に近年は、急な経営悪化や景気変動などによって、取引先の状況が大きく変化するケースもあります。

そのため、与信管理に加えて、万が一の未回収リスクに備える債権保証を活用するのがおすすめです。その選択肢のひとつが、リコーリースの債権保証サービス「Mamotte」です。

債権保証サービス「Mamotte」について詳しく知りたい方はこちら!

リコーリースの「Mamotte」が選ばれる理由

「上場企業だから安心」「知名度が高いから問題ない」といった印象だけで取引判断を行うのが危険です。実際には、大手企業や知名度のある事業者でも経営状況が急変するケースはあります。そのため、第三者視点による客観的な審査を取り入れることが重要です。

「Mamotte」は、リコーリースが長年蓄積してきた与信審査ノウハウを活用した債権保証サービスです。リコーリースと取引のある約40万社のトランザクションデータをもとに、独自の審査ロジックで適切な保証限度額を提示します。

特徴的なのは、財務数値だけに依存しない点です。リース料を中心とした膨大な支払情報や回収率、貸倒率などをもとに、業種や事業特性ごとに統計的な分析を行うことで、取引先の信用力をより精緻に判断しています。

また、「Mamotte」は情報公開が少ない事業者への保証にも対応しています。取引先のホームページだけでは情報が不足している場合や、信用調査会社から十分な情報を取得できない場合でも、独自データを活用した審査を行っています。

「Mamotte」には2つのプランがラインアップ

「Mamotte」には、事業規模や保証したい債権額に応じて選べる2つのプランがあります。

「Mamotte+(オーダーメイドプラン)」は、一社あたり数百万円~数千万円規模の高額債権にも対応しています。保証内容を柔軟に設計できるため、より手厚い保証を求める事業者さまや、高額取引が多い事業者さまに適したプランです。

一方、「Mamotte(パッケージプラン)」は、一社あたり最大200万円まで保証可能なプランです。月額19,800円から利用でき、比較的少額な売掛債権の保証に適しています。初めて債権保証を導入する場合や、中小企業でも導入しやすいプランです。

このように、自社の取引規模やリスク管理方針に応じて選択できる点も、「Mamotte」の特徴といえるでしょう。


まとめ

握手をする2人のビジネスパーソン

与信管理は、事業者間取引において欠かせない重要な業務です。しかし、自社だけで十分な管理体制を維持するには、専門知識や継続的な情報収集、管理工数が必要になります。

このような背景から、与信審査や請求管理などを外部サービスへ委託する事業者も増えており、売掛金未回収リスク対策として債権保証を活用するケースも広がっています。

特に、取引先の情報収集が難しい場合や、新規取引を積極的に拡大したい場合では、第三者視点による客観的な審査や保証の活用が重要になります。

リコーリースの「Mamotte」は、約40万社のトランザクションデータを活用した独自審査により、与信管理と未回収リスク対策を支援するサービスです。リスクを抑えながら取引拡大を図りたい場合は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

尾﨑 宗則

【監修】 尾﨑 宗則 
リコーリース株式会社 BPO本部長

1999年リコーリース株式会社に入社。
情報システム部や事業統括部門、営業部門の支社長、子会社(テクノレント社)の営業統括本部長など、重要なポストを歴任した後、2025年4月~決済サービスを管轄するBPO本部長に就任。
数々の商品企画やシステム開発に携わり、豊富な経験と実績・幅広い分野の知識を有するゼネラリスト。

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